CROW探偵事務所は、東京都葛飾区新小岩に事務所を置いています。柴又とその周辺の町を一つずつ取り上げるシリーズの4回目は、新柴又駅の南に広がる葛飾区「鎌倉」です。神奈川県の鎌倉市とは別の、葛飾区の町です。前回の高砂が乗り換え駅の町だったのに対し、鎌倉は町の中に駅がない住宅地です。駅がない町では、対象者がどの手段で外へ出るかを見立てることが、調査の出発点になります。
鎌倉はどんな町か:約1万3千人が暮らす住宅地
鎌倉は葛飾区の北東部に位置する町で、現在の町名は鎌倉一丁目から四丁目です。北は柴又、西は高砂、南西は細田と接し、東は江戸川区北小岩、南は江戸川区西小岩と接しています。新柴又駅の南に住宅市街地が広がっています。
東京都の発表によると、2023年1月1日現在の世帯数は6,940世帯、人口は13,410人です。もとは鎌倉新田と呼ばれた地域で、1499年(明応8年)の板曼荼羅が発掘されたことから曼荼羅村とも呼ばれました。1932年に葛飾区鎌倉町となり、1966年に住居表示が実施されました。町内には鎌倉公園、葛飾区立鎌倉図書館、鎌倉八幡神社などがあります。
駅のない町から外へ出る3つの手段
鎌倉の町域に鉄道駅はありませんが、近くに2つの駅があり、バスの便もあります。
- 新柴又駅(北総線):北隣の柴又五丁目にある駅です。京成高砂方面と、江戸川を渡って千葉県の矢切方面へ向かいます。
- 京成小岩駅(京成本線):江戸川区北小岩にある駅です。
- 京成バス(小55系統):早朝から深夜まで頻繁に運転されており、JRの小岩駅や金町駅へ出られます。
どの手段を使うかで、調査員を置く場所はまったく変わります。ふだんどの駅やバス停を使っているかが分かるだけで、計画の精度が大きく上がります。分からない場合は、自宅の出入りを記録して外出の時刻と方向を先に把握し、その情報をもとに尾行の日時と配置を決める進め方も取れます。
新柴又駅は「普通列車だけが止まる高架の小さな駅」
新柴又駅は1991年に開業した北総線の駅で、葛飾区の最も東にある駅です。2階に改札口、3階に相対式ホーム2面2線がある高架駅で、1階にはスーパーなどのテナントが入っています。2階には柴又街道を横断するペデストリアンデッキがあり、駅前広場には京成バス東京の「新柴又駅」停留所があります。
2024年度の1日平均乗降人員は5,520人で、成田スカイアクセス線のアクセス特急やスカイライナーは停車しません。利用者が多くない駅では、改札付近で同じ人物が何度も目に入ると不自然になりやすいため、改札の見張りは位置を変えながら行います。対象者と同じ列車に乗れなければその時点で見失うため、ホームへ上がる動きにも遅れずについていきます。
バスは柴又を通って金町へ、南は小岩へ
小55系統は小岩駅と金町駅を結ぶ路線で、北へ向かう便は柴又の「柴又帝釈天」停留所も通ります。鎌倉から乗ったバスが、そのまま柴又の観光地の近くを通ることになります。同じ停留所から乗っても、南の小岩駅へ向かうか、北の柴又・金町へ向かうかで、行き先はまったく違います。
また、新柴又駅は江戸川の土手に近く、葛飾納涼花火大会などの催事では、京成金町線の柴又駅と並んで最寄り駅になります。7月下旬の花火大会の日は、ふだん利用者の多くない新柴又駅も混み合うことが考えられるため、怪しい外出がその時期に重なる場合は、人数と配置を見直します。
柴又街道は、南北どちらへも抜けられる道
鎌倉の町を南北に通るのが、柴又街道(都道)です。南は小岩・京葉道路(国道14号)方面、北は金町・水戸街道(国道6号)方面へつながっています。車やバスで動く対象者は、柴又街道を南へ向かうか北へ向かうかで、行き先が大きく分かれます。車での尾行では、自宅を出て柴又街道へ入る地点を先に確認し、南北どちらへ向かっても追えるよう車両を配置します。
住宅地での張り込みと料金、ご相談の前の整理
住宅市街地で調査員が長くとどまると、近所の方の目にとまりやすくなります。自宅の出入りの確認には、特殊カメラで玄関や駐車場を記録するリモート調査(24時間77,000円、最低稼働24時間から)が向いています。なお、配偶者の車や持ち物に無断でGPS発信機を取り付ける行為は、法律上の問題になるおそれがあります。ご自身で試す前に、まずご相談ください。
尾行調査は1時間19,800円(最低稼働3時間から)です。尾行調査プランの車両・機材費は通常22,000円ですが、調査を行う場所が葛飾区・江戸川区内であれば11,000円になります。鎌倉から江戸川区の北小岩・西小岩や小岩駅方面へ動く調査であれば、どちらも割引の対象地域です。北総線で千葉県側へ向かうなど、対象地域の外へ移動する場合の扱いはご契約前にご説明します。出張料金という名目の費用はなく、交通費などの実費のみ別途です。調査の結果をお約束することはできません。
ご相談の際は、分かる範囲で次の点を教えていただくと、計画が立てやすくなります。
- 新柴又駅、京成小岩駅、バスのうち、ふだん使うことが多い手段
- バスを使う場合、小岩駅方面と金町駅方面のどちらへ行くことが多いか
- 車で出かけるとき、柴又街道を南北どちらへ向かうことが多いか
- 自宅に駐車場や駐輪場があるか
まとめ:鎌倉は「3つの出口」と「柴又街道」で動きを読む
葛飾区鎌倉は、町の中に駅がなく、新柴又駅・京成小岩駅・小55系統のバスという3つの手段で外へ出る住宅地です。南北に通る柴又街道と、江戸川区との区境も身近にあります。ふだん使う出口を先に見立てておくことが、この町での尾行の要になります。新小岩に事務所を置く当事務所に、まずはLINEかメールでお気軽にご相談ください。次回は、鎌倉の南西隣、新中川が流れる細田を取り上げます。

