CROW探偵事務所は、東京都葛飾区新小岩に事務所を置いています。柴又とその周辺の町を一つずつ取り上げるシリーズの3回目は、柴又の西隣にある「高砂」です。柴又から京成金町線で一駅、乗り換えの拠点になる京成高砂駅がある町です。前回までの参道側や江戸川河川敷側とは違い、ここでは電車の行き先が一気に広がることが調査の大きな課題になります。
高砂はどんな町か:約2万人が暮らす住宅地と乗り換え駅
高砂は葛飾区の中央部、中川の東岸に位置する町で、現在の町名は高砂一丁目から八丁目です。北は新宿(にいじゅく)、南は細田と奥戸、東は柴又や鎌倉と接し、西は中川を挟んで青戸と向かい合っています。町域は主に住宅地として使われています。
東京都の発表によると、2023年1月1日現在の世帯数は11,495世帯、人口は20,640人です。古くは曲金(まがりかね)と呼ばれた地域で、京成の駅名になっていた「高砂」が、葛飾区の誕生に合わせて町名に採られました。京成高砂駅を中心とした生活圏を、細田の一部なども含めて「高砂」と呼ぶこともあります。
京成高砂駅は、行き先が3方向に分かれる駅
京成高砂駅は、京成本線、京成金町線、成田スカイアクセス線、北総鉄道北総線が乗り入れる駅で、京成本線と北総線方面とが分かれる分岐駅です。京成電鉄の1日平均乗降人員は2025年度で106,204人、北総鉄道は2024年度で62,074人です。
- 京成本線:青砥方面のほか、京成小岩・京成八幡方面へ向かいます。都営浅草線などへの直通列車もあります。
- 北総線・成田スカイアクセス線:新柴又駅を経て、江戸川を渡り千葉県側へ向かいます。
- 京成金町線:柴又駅を経て京成金町駅へ向かいます。
本線と北総線・スカイアクセス線は地上の2面4線のホームを共用し、金町線は高架の5番線から発着します。同じ駅の中でも金町線だけ乗り場が離れているため、対象者がどの乗り場へ向かうかを早めに見極める必要があります。3・4番線は本線経由と北総線経由の2方向の列車が同じ線路から出るため、乗る列車を取り違えないよう、調査員は対象者と同じ車両に乗ることを優先します。
駅の両側にある「開かずの踏切」
京成高砂駅の両側には高砂1号・2号踏切があります。とくに2号踏切は、本線と北総線の列車が頻繁に通るうえ、車両基地への出入りの列車も低速で通るため、朝夕に限らず遮断時間が長い「開かずの踏切」になっています。
踏切の手前で対象者だけが渡り、調査員が遮断機に阻まれると、その間に見失うおそれがあります。車での尾行でも同じです。高砂で調査をするときは、踏切の北側と南側の両方に調査員を置くことを前提に計画を立てます。駅の構内通路やエレベーターを使って線路を渡る人もいるため、徒歩の動きも両側で押さえます。
駅前広場のない駅、バス停と北口・南口
京成高砂駅には駅前に交通広場を置くスペースがなく、路線バスは道路上の「京成高砂駅」停留所から発着します。京成バス東京の小54系統は、亀有駅、京成小岩駅、葛飾営業所の方面へ向かいます。駅の南側には都営高砂団地があり、駅前にはイトーヨーカドーが出店しています。駅の周辺は住宅や商店など中小の建物が密集しています。
道路上の停留所は人の流れに紛れやすい反面、車両を止めて待つ場所が限られます。バスを使う可能性がある場合は、停留所の位置と、乗り込んだあとに先回りできる道を事前に確認しておきます。
京成高砂駅の北口側には、高砂郵便局や銀行のほか、京成電鉄の高砂車庫や乗務区、自動車教習所などがあります。南口側には、イトーヨーカドー、都営高砂団地、高砂天祖神社などがあります。改札を出て北口と南口のどちらへ向かうかで、その後に向かう先の見当がある程度つきます。
改札の前で調査員が一人だけで待つと、北口と南口に分かれた時点でどちらかを見失うおそれがあります。乗り換え駅で改札を出入りする可能性がある場合は、改札付近と出口の両方に人を置く体制を考えます。
町の出口は「川」と「環七」
高砂は西を中川に区切られ、高砂橋で青戸とつながっています。高砂橋の付近で中川と新中川が分かれるため、一丁目だけが新中川で二丁目以降と隔てられており、高砂諏訪橋が架かっています。一丁目には環七通りが南北に通り、その北端の青砥橋で青戸とつながります。車での尾行では、どの橋を渡るか、環七に乗るかで次の動きが大きく変わります。なお、新宿方面から町の西部の水路沿いを南下し、高砂八丁目交差点に至る道は、古くは千葉県佐倉市へ至る佐倉街道でした。
料金の考え方とご相談の前の整理
尾行調査は1時間19,800円(最低稼働3時間から)、尾行調査プランの車両・機材費は通常22,000円のところ、調査を行う場所が葛飾区・江戸川区内であれば11,000円です。北総線で松戸市へ、本線で市川市へ向かうなど、対象地域の外へ移動する場合の扱いはご契約前にご説明します。自宅の出入りの確認には、リモート調査(24時間77,000円、最低稼働24時間から)も選べます。出張料金という名目の費用はなく、交通費などの実費のみ別途です。調査の結果をお約束することはできません。
- 京成高砂駅から、ふだんどの路線のどの方面へ乗ることが多いか
- 駅の北口と南口のどちらを使うか
- 小54系統などのバスを使うことがあるか
- 車で出かけるとき、環七通りを使うことが多いか
まとめ:高砂は「乗り場」と「踏切」で動きを読む
高砂は、3方向へ行き先が分かれる京成高砂駅と、遮断時間の長い踏切を抱える町です。どの乗り場へ向かうかを早めに見極め、踏切の両側を押さえておくことが、この町での尾行の要になります。新小岩に事務所を置く当事務所に、まずはLINEかメールでお気軽にご相談ください。次回は、北総線で一駅の新柴又駅の南に広がる鎌倉(新柴又駅周辺)を取り上げます。

